アキラナウェイ

バーニング・オーシャンのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.4
ピーター・バーグ監督+マーク・ウォルバーグ主演×実話
=感動!!

…とパトリオット・デイと同じ公式が成り立つかと思ったが、好みで言うとパトリオット・デイの方が良かったです。やっぱり人災とテロとでは感触が違ったかな?

後は、借りてきたDVDが要所要所でバグる!もう、ほんま近所のGEOよ!これほんま勘弁して欲しい!

2010年メキシコ湾原油流出事故を描いたパニック映画。石油掘削施設ディープウォーター・ホライズンでは、スケジュールの遅れから安全対策が疎かになり、海底油田から逆流してきた天然ガスの引火による大爆発が起こってしまう。掘削再開を強行した会社幹部ヴィドリン(ジョン・マルコビッチ)は我先にと救命ボートに逃げるが、マイク(マーク・ウォルバーグ)は噴き上がる炎の中、懸命に生存者の救出に走る。

何が悲しいかって、安全対策の為に○○○テストは実施したか!?と主任ジミー(カート・ラッセル)が怒鳴っていても、そのテストが何なのか、どれ程重要かがわからない。海の底に突き刺したパイプが、どうなっているのか、圧力がどうであれば正常か異常かがわからない。何せ海の底で何が起きてるんだかわからないんだよー!!

そして一気に噴き上がる泥水の迫力!!
やがてガスに引火して大爆発!!
中盤以降の炎に包まれるディープウォーター・ホライズンは正に地獄絵図で、凄まじい迫力!!これは一見の価値あり。

特にカート・ラッセルは貫禄ある演技で、映画の芯となるキャラクターを好演。

ここで焼け死ぬか!
跳ぶか!
クライマックスは圧巻でした。

とは言え全体的にはドラマの起伏が少なく、尺も短め。
実話なので致し方ないし、そこにドラマティックな展開を求めるのは不謹慎にも思える。

「今日も1日、ご安全に!」