ハンコ課長

バーニング・オーシャンのハンコ課長のレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
4.2
オーシャンがバーニングする話です。
凄い出来が良かった!

題名からネタバレだけど、視聴者はそのうちバーニングするという結果を知っている。
その上で「いつバーニングするんだ!一体いつなんだ!」
という緊張感をもちながら観るわけなんだけど、演出が上手いので、ずっとヒリヒリする!音楽の使い方も上手いし、カメラマンもすごい優秀。

加えて曲者キャスティングときたもんだ。
特にジョン・マルコビッチの嫌味っぷりといったら職人芸。
映画を大雑把に分けると、
1)バーニング前
2)バーニング後
に分けられるけど、その両方が楽しめる監督の手腕は見事。
どこまでがCGか分からない臨場感。そして自分がさながら現場に置かれているかのような迫力がより恐怖をあおる。

事実を基にした映画ということで、僕は『ユナイテッド93』を思い出しました。
見終わった後にスカッとしたカタルシスは無いけれど、緊迫した現場に居続ける張り詰めた感覚は味わうことが出来る。
ハンコ課長

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