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後妻業の女のamuのレビュー・感想・評価

後妻業の女(2016年製作の映画)
2.5
おっかないわー。何がおっかないって、人間の欲というか、人を騙して金を得ようとする考え、本当に醜いっすね。

死が近い高齢者(お金持ちに限る)に近づいて遺産をふんだくる後妻業という詐欺のプロって本当にいるのかな、いるんだろうね、、上手いことやってきたのかと思えば、やっぱり殺人もしちゃってて、完全に犯罪者。コミカルに描いているけど、あんまり気持ちのいい話ではない。

大竹しのぶさん、チャーミング、可愛い、と賞賛の声が多くレビューでは見受けられたけど、内面が腐ってる役だからちゃんと外見も腐って見えた、ゆえに可愛げなんて無かった。可愛げのあるフリをしている様子は役作りとして見受けられたけど、そしてちゃんとうまいけど、ちゃんと気持ち悪かったです。ふてぶてしい口元とかムカつくし。笑

もっと明るくテンポよく面白みあるかなと思ったけど、まぁ総じてイメージ通りの中高年、老人の騙し合い恋愛詐欺ストーリーであった。

主人公さよこが唯一自分の方が本気で好きになってしまった設定の相手が鶴瓶なのはミスキャストだなー、。善人面の悪人フラグ立ちまくりだし、それゆえそんな役が多いせいか、もはやその使い方古くて、悪人、それも相当いやらしい類の悪人にしか見えなくて、まんま悪人起用でつまんなかったし、そもそもかっこよくも無いからつまんないエピソードだった。

豊川悦司、胡散臭くて最高でした。永瀬正敏も良かった。そして、なんか珍しくこういう役も出来るんですね!な風間俊介が新鮮で良かった。

柏木が囲っていたホステスの女の子がいいアホ具合含め可愛かった。
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