ミルトン

レディ・プレイヤー1のミルトンのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

現実の過疎感を補っているVR環境オアシスはまさに現代が辿り着きそうな未来そのもので、みんなリアルで得られない満たせないモノを非リアルの世界で得よう満たそうとする。けれどスピルバーグはこの映画の中でそのことを全否定するのでなく「逃げ出したい時があれば逃げても良いんだよ」と言ってくれるんだから、そんなのこの映画を嫌いになる理由が無くなるじゃないか…と思いました。上手くいかないことがあるのは当たり前だからたまには目をそらしたっていい、一度逃げ道を作ってもいいと言ってくれることになんだか心のゆとりを作れてものすごく安心したのと同時に現実頑張ろう…と凄く思いました。ハリデーの生い立ちと友情面がグッと浮かび上がってくる後半ラストもものすごい良かった。

あとは自分の好きなところ抜粋。タイヤを展開してカーブするデロリアンを始めとするBTTFの待遇の良さ(ドクばりにひらめくオリヴィアクックちゃんも最高)、擬似体感型シャイニング、オールディの選曲も数えだしたらキリがないけど、とにかく最初から最後まで楽しいのパンパンに詰まった2時間でした。今年暫定ナンバーワンの映画をありがとうforスピルバーグ。
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