藍住

レディ・プレイヤー1の藍住のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0
最高の一言に尽きる。
元ネタは多分全部は拾いきれていないものの、「あっ!このキャラクター知ってる!」とワクワクしながら観られたし、王道の展開ながらも、今の時代に合わせてちゃんとレベルアップしているし、とても良かった。
この仮装世界における様々なアバターは、現在の様々な人種そのものなんじゃないかな。

この映画の良いなぁと思うところは、登場人物全員が優しいところ。
ウェイドも、サマンサも、ヘレンもゾウもショウも、皆んな優しい。
悪役のポジションであるソレントでさえも、人間くさいところが垣間見えて、想像以上に憎めないキャラクターだった。
ウェイドが流す涙を見て、過ちを犯さなかった人間を、根っからの悪役として捉えることはできない。

ハリデーの言葉の一つ一つがとても刺さったな。
「現実はリアルなんだ」
当たり前のことだけど、ハッとさせられた。
仮想世界に行くことで救われるならそれで良い。でもクソみたいな現実だって生きかたによっては仮想世界と同じくらい素晴らしい世界なんだ。だからたまには現実と向き合って、辛かったらまた仮想世界においでよ。って言ってもらえたみたいだった。
個人的には、そんなメッセージ性の強い映画だな、と感じた。
最高の時間だった!また観ます。
藍住

藍住