ザ・ギフトのワイカのネタバレレビュー・内容・結末

　なかなかゾーッとする話でした。サイコホラーというよりサスペンススリラーな感じ。予想以上に印象に残りました。

　引っ越し先で出会った夫の高校時代の少し変わった同級生が、執拗にプレゼントを繰り返しながら夫婦に近づいてきて、いろいろなことが起こるお話。

　最初はこの同級生のキモさが際立つけれど、話が進むうちに、背景にある過去がだんだん明らかになっていく展開が面白いです。疑心暗鬼になる妻目線で話が進むので、見る側も不安が徐々に増幅します。

　ジョエル・エドガートンのちょっと気持ち悪い演技がうまい。この人、作品によって熱血系やアクション系、悪人や嫌なヤツと、幅広い役柄を演じていて、つくづく芸達者。しかも今作では監督と脚本までこなすなど、とても多才です。顔立ちは地味なのに、オーラはあってすごいなぁと思います。

　個人的にまったくきれいだと思えないレベッカ・ホールは、今回もまじめで真の強い女性を演じてます。この人は毎度同じような役柄です。いつ見ても口元が苦手。

　結論は、人を虐めたり貶めたりしちゃダメ🙅‍♂️ってことですな。