TheCharacter

アルタード・ステーツ/未知への挑戦のTheCharacterのレビュー・感想・評価

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着地点そこなんだ。原住民の秘薬が効きすぎる。

過去の経験から信仰を失った主人公。前半で見る幻覚はそこを基盤に独特のおぞましさ、神聖さが表れていて、イメージの翔び方が好き。トリップで見えるヴィジョンには宗教的要素が表れやすいという言及とも繋がっている。知的なクールさと謎を備えた展開は、"変化"を境に少しずつ崩れてしまった。作中でいうところの"真理"を追求した結果、ヴィジョンの衝撃は薄まり、展開と演出も荒唐無稽な、B級ホラーのようになってしまった。広げた風呂敷を畳みきれなかった印象。最後に主人公が至った境地は中々に予想外。この映画ってそういう話だったの?まあ奥さん可愛かったしな。『腋毛にも何か意味があったのでは』と考えるのは深読みが過ぎるだろうか。多分、過ぎる。ドリュー・バリモアが出てるのもびっくり。
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