みずちゃ先生

ベイビー・ドライバーのみずちゃ先生のネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

友人に激推しされたので急いで視聴。
映画に疎くアクションというジャンルについてそこまで良い印象を持たないため、普段なら恐らくスルーしていたであろう作品。
なんと言ってもベイビー役のアンセルエルゴートがばっちりハマっている。今見てきたばかりだけどすぐにグラサンを買って洋楽を流して運転したくなるスピード感を貰える映画だった。
QUEENもDammedもT.REXもその他劇中で流れる有名アーティストも思春期に少し触れただけであまりなじみ深くないが、それでも各シーンとのマッチングやSEとの音ハメが気持ちよく、全体的にリズム感の良い作品でとても好印象。もし90年代のアメリカに運よく生まれていたなら圧倒的にスコアも伸びていただろうなと思う。その歌詞とそのメロディからもっと情報量が増え、感情をベイビーに思い切り乗せながら視聴できただろうにと少し悔やまれる。
吹き替え版で視聴したが、ドク役の石塚運昇は自分の中で(おそらくぼく以外のたくさんの日本人の中で)バッチリこのキャラをやっていて欲しいと思わせる演技と声質でした。理想の良い面してるボス役です。
シナリオ的な面では個人的には最高点をつけられずに割引。その分ガンアクションの音響も、カーチェイスのカメラもライティングも十分満足できる映画だと思った。レストランのシーンくらいからは緊張感が増して、常に惹きつけられる映画体験ができた。
ラストシーンの締め方も主人公の良い部分が最後の母のトラックで呼び起こされて投降するというのは後味も悪くない。
完全に文化への理解度と感性が足りていないだけにもっとスコアを高められないのが本当に悔しいといった所です。アメリカ最高!
みずちゃ先生

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