本気で映画館で観なかったことを後悔した、すごく好きなテイストの作品。(個人的にジェイミー・フォックスが苦手なのに関係なかった!)
まずもって何より音楽のセンスが光る。音と人の動きが連動してるのが好きなわたしにはクリティカルヒット。
登場人物もそれぞれにブレない姿勢があって、一気に引き込まれていく。設定の使い方が上手い。車椅子のおじいさんと手話で会話するシーンを見ていると、彼がどちら側の人間なのかが一目ではっきり分かる。悪者のフリをしたところで、善人は善人にしかなり得ないのだ。
これを観たら車に乗りたくなるし、テキーラ聴きたくなるし、ピーナッツバターサンドが食べたくなる。
そういう、部分的なインプリンティングが秀逸な、非常に印象深い映画でした。