このレビューはネタバレを含みます
お母さんが女でいることのしんどさを捲し立ててるシーンで涙が出た。
女だけじゃなく、属性によって立場が決まる社会って誰にとってもしんどいよね、とケンを見て思いつつも、ここまでの男尊女卑社会を最終章的にまとめてきたこの作品の意味は大きいと思った。そろそろ、もう次に行こうよという意味合いも込めて。
最後の、「娘が振り返ったときに出発点がわかるようにそこにいるのが母」という言葉が、すごく重く響いた。
だって、どんなに嫌なことがあろうと、私はあなたから生まれたんだもの、その事実は変わらないものだから。