『ミーン・ストリート』に始まり大好きな『グッド・フェローズ』や『カジノ』などなど、アメリカの闇…裏社会を描いてきたスコセッシ監督の集大成ともいえる作品。
ゴールデンコンビのデニーロに加え、旧友JペシやHカイテル、さらにAパチーノまで入れば鬼に金棒。
実に見応えのあるドラマが出来上がる。
いつものJペシの役をAパチーノが演じた事でペシさんは寡黙なマフィアのボスを静かに演じる。これが最高にカッコいい。
ペシさん出てくれて本当にありがとう😊
Aパチーノは相変わらず頑固でいう事を聞かず口が悪い。
デニーロ困ってるよ…最高!
スコセッシ監督はいつものように、影に生きる男達を悲惨な末路まで描き切る。
栄光だけでなく転落まで描くスコセッシ節が健在で、デニーロの回想ナレーション、ここ一番で発動する長回し、淡々と描く暗殺シーンなど、観たかったモノ盛り沢山。
作品を通じてアメリカ近現代社会の歴史をなぞっているのも滲み入る。
同じスコセッシ監督作の『カジノ』の時のマフィア達はホッファから融資を受けていたんだ🧐
こんな豪華なキャストがキャリアの晩年に結集してくれてスコセッシが監督するなんて奇跡に近い。
実に長いけど最高の作品でした。
NETFLIX で良かった。