ポール・シュレイダー監督の渋み溢れる大人作品🚬
主役のウィリアム・テルを演じるのはオスカー・アイザック。
過去に傷のある孤独で静かなギャンブラー役が実に似合っていた。
抑えた演技ながらも表情で観るものへ訴えかけていたのでは。
なんか観た事あるなぁと思っていたら、スターウォーズのポーだった💫
ただのギャンブル映画ではなく、ギャンブルは生活のためと、人生を振り返るため、過去と向き合う、もしくは過去から逃避するための手段である事が分かる。
一攫千金を目指す訳でもなく、ただ孤独に生活するための手段なのだ。
なので楽しい賭けのテクニックなどを期待してはならず、じっくり、ゆっくりこの世界に入って観る映画だ。
そして、これはアメリカ社会を痛烈に皮肉る渋み満載映画なのだ。
久々に渋め映画観たけど、題材がよくスッと入れた。
人にオススメする感じではないが、いかにもシュレイダー監督作という感じで満足できた!