水

ノクターナル・アニマルズの水のネタバレレビュー・内容・結末

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

肥えた女たちの凄まじい裸体から始まるファーストシーンとそれに続くクレジットが最高で、はじめからずっと釘付けだった❗️

アーティストとして活動するスーザンは大学院生時代に結婚していた元夫で小説家志望のエドワードのことを想いながら今の夫との味気ない生活を送っていた。そんなある日、エドワードからスーザンの元に“自分たちの別れから着想を得て執筆した”という原稿が送られてくる。その原稿はある1人の“弱い男”の話。酷く暴力的な場面の連続に涙し、怯え、精神を壊しながらも、スーザンはその原稿を読み進めていく。

スーザンの現在、スーザンとエドワードの過去の回想、エドワードが書いた物語のお話、この3つの物語が交錯するかたちで映画は進んでいくんだけど、各々の物語が切り替わる部分はどこもスマートで洗練されていて、音で映像を繋いだり、空の画が起点となって切り替わったり、、見ていてとても美しかった。

『ハウス・オブ・グッチ』見た時もトム・フォードエグすぎ!!!と思ったけど、本当にトム・フォードってエグすぎるよ!!!才能ありすぎるだろうが。。
脚本もカメラも編集も、全部が最高。。

ラスト(スーザンの現在)までしっかりと良いけど、わたしは原稿の中の物語のクライマックスのシーンがとても大好き。「弱い男だ」といわれた瞬間に銃を放つところが(^^)これは復讐なんだと思うし、妻と娘がレイプされて殺された時点で、もう復讐なんだと後から思った。。
良い。。最高の映画‼️‼️
水