トムフォードMILF嗜好疑惑。
主人公はアートギャラリーのオーナーを務める裕福な中年女性。
夫とは最近関係が良好とは言い難い状態にある中、19年前に別れた元夫から彼の書いた小説『ノクターナルアニマルズ(夜の獣たち)』が送られてくる。
読み始めた主人公だったが、精神的に弱かった元夫が書いたとは思えないほど暴力的で刺激的な話で彼のことが気になってくる。
何故小説は送られてきたのだろうか…
観る人によって見え方が様々になるんだろうなというお話で、興味深く鑑賞できた。
ストーリーとしては、主人公が元夫の書いた小説を部屋で読んでるだけ。
劇中のほとんどは小説の中身の映像化で、元夫と小説の主人公が同一人物が演じているところがポイント。
同一視すると見えないものが見えてくる。途中で気付いて、最後になるほどなぁと思った。
残るものは愛なのか復讐なのか、面白い。
深い赤色のイメージが効果的に使われているのがオシャレ。