このレビューはネタバレを含みます
結構好き。途中までふーんドタバタコメディねと思って見ていたが、洋館に入ってホラーテイストになるシーンからすごく良かった。そもそもカットとかカメラの画角が00年代の邦画の良さを表していて(独断)好み。ゾンビとの戦闘が終わっても尚リアルに戻っていないのに、もはや皮肉レベルでまともな振りをしたエンドに着地するところなど、非リアリティの持続が印象的。V6という実在するアイドルグループがその編成のまま出演し、彼らのキャラクターに対する共通認識が観客に既に存在しているという極リアリティと、映画の非リアリティの共存を象徴しているかのような脚本だと感じる。カオス系ではあるが、虚無性は薄くあくまでも大衆向け映画になっていると思う。
グループで出るならこういうアイドル映画だと私は見ていて楽しい。