Rin

ぼくの歌が聴こえたらのRinのレビュー・感想・評価

ぼくの歌が聴こえたら(2020年製作の映画)
4.8
チャニョルくんが好きな方は勿論、優しい映画、見ていて疲れない映画を探していて、ただ楽しい気分になりたい時にお勧めしたいです。
現実逃避としての映画はよくアクションや過激な演出のものが挙げられがちですが、私はサウンドや画面が刺激的なものを求めているわけではなく、ただ疲れとか寂しさとかを忘れられる映画を見たい派なので良い息抜きになりました。

以下良かった点
・チャニョルの全て
・展開はベタで意外性はないが、この映画のメインはその点ではないことがはっきりしているので退屈しない
・歌唱シーンもベタだが、チャニョルのビジュアル(イケメンというのもあるが表情の演技がしっかり良かった)に目を奪われるので、動きが少なく奇を衒わないカメラワークが良く、またサプライズで注意を引く演出がなくて良かった。
・景色が綺麗。観光案内テイストでご飯も美味しそうだし、他にも分かりやすい広告とか、気を張って見なくていいんだよと映画に言われている気がしてきて楽しい。本当は「ヘヘッ」とか笑いながら見たかった。
・カバー曲が沢山、という触れ込みには正直あまり惹かれなかったが、どの曲もチャニョルのため息の出るほどの美しさに気を取られて「誰々のカバーで原曲はこんな感じで」とか考える暇がなかった。

正直予想以上に面白い話、ではなかったしそういうものだろうと思って見に行ったが、2時間近くノンストップでチャニョルくんを眺められるのは予想以上に贅沢だった。衣装もヘアセットも素晴らしかった。
こういうシンプルでひねりのない(褒めてる)、楽しく見た映画が意外に何年か経っても覚えてたりするもんなんだよな。
話の展開や諸々は別として、ただチャニョルくんの演技の良さと歌声の良さで私は5.0レベルの見応えがあると感じました。
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