オトマイム

火葬人のオトマイムのレビュー・感想・評価

火葬人(1968年製作の映画)
4.3
オープニングクレジットから先鋭的で、これは面白そう!と掴まれた。どこか人生を達観していてふざけている。そして、とてもとても不気味。まず、火葬場で常に笑みを浮かべながら飄々と仕事してる男が怖い。現実だか夢だかわからない展開がモヤモヤと流れていくのが怖い。

クローズアップがやたら多くてアップからシーンが切り替わる手法とか、人の頭を舐めるように見下ろすとか、面白いカメラワークだなぁと…
…そんなことをつらつら思いながら観ていたら、これはとんでもなく深くてすごい映画だと、気づいた時にはゾゾーっと鳥肌が(@_@)

度肝を抜かれた。傑作です!