きなこ

天空の城ラピュタのきなこのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
4.2
猿島行く前に観とけばよかったよ。
小さい頃は、ラピュタっていう名前の女の子だと思い込んでた。笑
かなり小さな頃に見たきりだったので、覚えてないかなって思ってたけど、ところが意外と記憶にあった!
当時は多分ストーリーがよく分かっていなかったのですが、断片的なシーンをいくつも覚えていました。この印象深さがジブリの底力かな〜。

34年前?圧倒的すぎる。
何をどう褒めても今更の話でしょうけど。
アニメーションの動きがやっぱり、めちゃくちゃ魅力的ですね。
世界観もロマンがあり。
ワンシーン、ワンエピソード、どれも余すところなくドラマがあって、素敵でびっくり。1秒たりともスキがない。
明るかったりシリアスだったり、コメディだったり、スピード感あるアクションだったり、どの分野も良いなんて。起伏に富んで、子供じゃなくても憧れるような冒険譚。
飛行石はもとより、半分この目玉焼きとか、ランプとか、小さなところまでが子供の頃憧れそうなもの。
宮崎駿監督の頭の中を、覗いてみたい。

キャラクターも隅々まで魅力満載。
全編通して、パズーの生きる力に脱帽。
あっという間に、シータの信頼を得るのも納得のいい子だな。連れ去られて、逃げてきて、目覚めたところにパズーがいたら安心するだろうな。確かに。出世しそうな少年。
コミュ力、地頭の良さ、朗らかな素直さ、行動力。お姫様抱っこできるくらいに力持ち。紐切れなくてパッと抱っこするとか、キラキラ映画のイケメンたちもびっくりです。田中真弓さんの声だったのね。
海賊ドーラのたくましさ。
不思議な魅力のポムじいさん。
頼り甲斐のある親方と奥さん。
しょっぱなの方の機関士が、小峠さんに見えてしまった。

有名すぎるバルス、そのシーンはまったく覚えてなかったから新鮮だった(小さかった自分、多分終盤前でドロップアウトしてる)。
あのエンディング、その昔学校の合唱で歌ったな。観てから歌詞を思い返すとじーん。
えんとつ町のプペルをちょっと思い出したりして。

2021-24
きなこ

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