リッジスカイウォーカー

天空の城ラピュタのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
5.0
誰がなんと言おうと宮崎駿作品の中でトップオブトップ。

何度見ても面白い。
何回見返しても面白い。
もう何度観たかわかりません。

小学校の頃、なぜか家にあったラピュタのセル漫画をアホみたいに毎日毎日読んでました。(多分自分で買ったか、買ってもらったんだと思う。)

んで、テレビで放映したら必ず観て。
録画して観て。
またセル漫画でも読むっていう。

もうセリフ覚えちゃうくらい観た。
同じ作品を見た回数なら、おそらくラピュタが一番だろう。

このレビューを書くために、また観たしw

これぞ冒険活劇。
これぞ浪漫。

もう全部のシーンが好き。
一コマ一コマ全てが愛しい。

空から女の子が降ってきて、
謎の石の力で浮いちゃう。
もう子どもの心はココでグッと掴まれちゃう。

海賊と軍隊が飛行石を奪い合い、
ラピュタを守るため謎の機械兵が現れる。
そこから一気に物語が動く。
もうどうなっちゃうの!?っていう展開。
どんどん惹き込まれる。

ストーリーも心が踊っちゃうほど楽しいものだけど、さらにそれを彩るキャラクターたちが全員イキイキしてる。
海賊たちがみんな魅力的で、
ママは厳しいけど男気(?)があってね。

龍の巣を抜けた先、「すごいぞ!ラピュタは本当にあったんだ!」で鳥肌。

当時タイアップしてたファンタのCMでもこのセリフが使われてて、妙に心に残ってる。

ラピュタという未知の地。
実は心優しい機械兵。
ナウシカオマージュのテトが出てくる。不思議な繋がりを感じる。
ムスカの傍若無人ぶりと、有名なセリフのオンパレード。
そしてバルス。

もう何度バルスって言ったかわからない。
大人になり、ツイッターでのバルス祭りは笑った。
みんな、ラピュタが本当に好きなんだなぁって。
そりゃサーバーダウンして、興味ない人には迷惑な話だけど。
地球上のラピュタファンが一斉に繋がる瞬間に感動したし、みんなの想いが一つになってるんだから、それだけこのラピュタという作品が、様々な人たちに様々な形で心に残ってるんだなーーーって。
じーんとしちゃうんですよ。

展開がわかってるのに。
セリフもわかってるのに。
分かってるからまた輪をかけて面白いっていう。
なんなんですかね、これは。
この作品をリアルタイムで観れた僕たちは本当に幸せだと思います。

自分の子どもにも、真っ先に見せましたね。

日本が語り継ぐべき大傑作。
宮崎駿にはこのテイストをずっとずっと求めていましたが、二度とこのような痛快アドベンチャーを観ることは叶いませんでした…。

そこは本当に残念です。
でもだからこそ、ラピュタを何度も何度も見返すんでしょうね。

パズーの生き様が、自分の人生にも少なからず影響してると思います。

この素晴らしい作品を産んでくれた宮崎駿監督とジブリの皆様に心から本当に感謝です。