ウディアレンのようで、ガスヴァンサントのようで、ポールトーマスアンダーソンのようでそれとも違う知的で上品な映画。若い時はエロい役が多かったアネットベニングがお婆さんの年齢で、それでも個性的な女性を演じ、今までのベストだと思う。
そして可憐で無表情なエルファニングをグレタガーウィグが完全に食ってる!レディバードにこの映画が影響与えたのが良く判る。70年代が舞台だけど役者が若いから今の話に見えてしまう。
コヤニスカッティやカサブランカの引用や所々にサイケデリックな演出。音楽も70年代の割には淡々としている。こういうさりげない時代設定はいいね。センスいい。