少し前に、反抗期は''こんだけ悪いことをしても愛してくれる?''という試し、いわゆる愛情確認だという言葉をみた。
まさにその通りだなあと感じた作品で、やっぱりどの行動にも淋しさが根付いている。裏返し。厄介だけども愛おしい。
静かな街を飛び出し、都会の大学への進学を夢見るレディバードの成長を見守るお話なのですが、作中に出てくるような無敵でキラキラしたものは殆ど経験したことないし、レディバードの人生だけど何処か他人事には思えないような。
あの青臭くてむず痒くなる感じ、でも、もう体感できない身としては羨ましくて眩しいんですよね。すべての傷を飲み込んでの''The青春映画''でした。
お決まりのプロムは……もう…だぁ……憧れてまう……来世に期待します。
キャストも豪華で、大好きなビーニーフェルドスタインに可愛いルーカスヘッジズ、主役のレディバード基、シアーシャ・ローナンもお初で嬉しかった。かっこいい。
バンドマンのティモシーはすごいもうだめ……最悪なんだけどあれは惹…………
度々登場した情緒溢れるドライブシーンにはすごく安堵を憶えました。動く絵画なんすよね、A24。
思いに耽けるものがあり、すごい余韻を残してく作品でした。
やっぱり自分は飾らないひとが好きだと思う。
Netflixで20日までなので是非。