ぬーこ

レディ・バードのぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

監督・脚本 グレタ・ガーヴィク
主演 シアーシャ・ローナン

大好きだったストーリーオブマイライフの監督と主演の子(応援したくなる主人公)そしてあの超イケメン・ティモシー・シャラメも出とる!

青春映画。鳥と自分を混ぜちゃうくらい地元から家族から飛び出したい女子。彼女は色んな意味で初めての体験をするのである、それはいつも青春独特の嘆きと挫折、そして最後に小さな気づきを得るのだ。

自らをレディ・バードと自称するクリスティンは敬虔なカトリック校に通う女子高生

冒頭、サクラメント出身っぽいか気にする主人公。東海岸に憧れNYの大学に行くことを夢見る。サクラメントの土地柄はよく分からないがロスからすると郊外の方なのだろう。

学校のミュージカルの活動を機に知り合ったボーイフレンドは富裕層(カトリック、共和党支持)、レディバードは線路を越えた貧困層の家。でもそんなことは気にせず2人は付き合う。でもそいつはゲイ。その後知り合った、ティモシーに処女を捧げることになるのだが。

小さな設定やセリフから色々と人物の背景が想像できて納得がいくような作品。

スカートの長さ、測るのって、アメリカでもあるのか。
黒板で演劇のローテーションを熱弁するアメフトコーチ笑

政府は皆にGPS(携帯電話による)をつけていると大真面目に語るティモシー・シャラメ。

お母さんが病院勤めなのに何故貧しい?鬱のお父さんはソリティアやってる笑


映画と直接関係ないけど、価値観が衝突する世の中だよなあ。昔の冷戦期と違って、今は個人単位で。ワクチン打つか打たないか、オリンピック開催した方が良いか否か、一人一人考えることも大事だけど団結感というのは日々なくなって、他人はセンシティブでタブーが多くて、いつも他人の思想や考え方に気を遣いながら生きていかなきゃならない。そんな時代に生まれたことは幸か不幸か。そして自分は価値観の違う人とわざわざ関わろうとするのだろうか。一億総中流経験してみたい。

○セリフ
(ダンスでくっついて踊っている時にシスターが)精霊の場所を16インチ空けて

母)(鬱の夫のフォローで)お金は人生の成績表じゃない


2021.130
ぬーこ

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