アカショウビン

レディ・バードのアカショウビンのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
5.0
自意識過剰でちょっとイタい女の子のリアルな青春モノって聞いて興味持って見たんだけど、たぶん何の前情報もなしに見たらおしゃれな青春映画と勘違いしてたな笑。アメリカの青春モノ見るとアメリカに生まれなくて良かったなあと実感する。大学受験がめんどそうだし、演劇だの感謝祭だのプロムだの鬱陶しそうだし。
母と娘の関係がこじれがちって話はtwitterとかでよく見るけどあんな感じなんですね。兄弟から従兄弟まで男ばっかりなので勉強になります。
二人目の男笑える。魅力的な異性ってミステリアスでクールで大人っぽく見えがちで、この男は政府だの戦争だの物々交換の経済が理想だの賢そうなこと言ってるけど、中身の伴ってなさそうな感じがおもしろい。
こういう話の男版って大槻ケンヂの『グミ・チョコレート・パイン』とかなんだろうか。この小説もレディバードもオナニーの話題があるけど、女性のオナニーの話題ってこんなにギョッとさせられるんですね。