映画監督という仕事と、病気の老いた母との日々の物語。
ナンニ・モレッティ監督の私的映画、だと思います…。
あの時の、あの感情を、誰にも分かってもらえないかもしれないけれど、表現せずにいられない。だから、この映画を作った。ということであれば合点がいきます。
そうでなければ、難し過ぎて僕には分かりません。
全てが主人公の一人称で表現されている感じがしました。他の登場人物は主人公の心の中の投影なのではないかと。夢と現実の境い目が分からなくなる作りなので、その影響かとも思いますが、夢のシーン以外も一人称の感覚が強いです。
私的なリアルな感情の表現。夢と現実の境界が分からなくなる作り。どちらも大好きですが、ハマりませんでした。こういうのがハマる日がいつかは僕にも来るのでしょうか。嫌いじゃないんですけどね。