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ラブ・アゲインのmomoのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
5.0
つい何回も観てしまうほど大好きなラブコメ。
こんなに終始笑えて心も温まる、最高なキャスト陣と脚本を揃えた映画が存在することへの驚きと嬉しさがいつ観ても湧き起こる。

妻に突然の離婚を切り出された冴えない主人公キャルが、バーで出会ったプレイボーイのジェイコブから自分磨きの手解きを受け変わっていく過程を中心に、キャルを取り巻く人たちの恋愛模様、そこから巻き起こる様々な騒動を描いたストーリー。

とにかく恋愛相関図の入り組み具合がすごい。
冒頭から最後まで乱れないテンポはもちろんのこと、一見何の繋がりもなさそうに見えて実は全部繋がっていたというどんでん返しな展開、その複雑な相関関係が終盤になるにつれて明白になっていく描写が本当に凝っていて、何回観ても飽きない。

登場人物それぞれ個性豊かだし、思春期で躊躇や葛藤がある年頃かと思いきや何でもかんでも直球で気持ちをぶつけるキャルの息子、ロビーの性格が清々しくて大好き。
ウィーバー家に大集合して騒々しいごった返しからのあの卒業式スピーチはずるいなぁと思いながらも自ずと感動してしまう。
締めくくり方が秀逸。

目を疑うほどのキャストの豪華さには驚くし、何よりライアンとエマの相性の良さはこの映画で知り、ライアンを初めて観たのもファンになったのもこの映画がきっかけ。
脇役なのに最高にキラキラしていて観る人全員を虜にしてしまうほどお似合いの2人に何度キュン死したことか…(>_<)
「LAギャングストーリー」、「ララランド」でも相性ばっちりなのは言うまでもないけれど、やっぱり本作の2人が最高に好き。

笑いたい時、ほっこりしたい時に無意識に手にとってしまう、そんな映画。
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