おはる

孤高の遠吠のおはるのレビュー・感想・評価

孤高の遠吠(2015年製作の映画)
3.0
「富士宮といったらケンカの名産地〜♪」
ヤンキーと関わるとマジ碌なことがねーっス!っていう話。

マジもんのヤンキーがヤンキー役を演じるということで話題になった本作。学生時代に体験した彼らのお近づきになりたくないあの感じが生々しくて、さすが本物が演じているだけあるなと。そうしたキャストの件をはじめ、道交法に違反してまでノーヘル原チャリ爆走シーンを撮ったり、クラブやなんかでゲリラ撮影したりと監督の面白いもん撮ったる!という熱は伝わってはきたが、映画としては残念ながら自分には合わなかった…というか面白くなかったっス。マジすいません。

ただ、あらゆる創作物で美化されているヤンキーの世界を現実はマジでダセーんだぜ!ってな具合に描いていたのは好感が持てた。弱肉強食、というと聞こえはいいけども強いものは弱いものから搾取し、弱いものはさらに弱いものから搾取し、さらに弱いものは…という無間地獄。まあこれはヤンキー世界だけに限らず社会そのものの構図なのかもしれないが。

どうでもいいけど、今度旅行がてら富士宮に行こうと思っていたのに、あんな人達がたくさんいると思うと怖くて行けねーっスわ…。
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