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残酷で異常のtomharakのレビュー・感想・評価

残酷で異常(2014年製作の映画)
3.7
ソリッドシチュエーションなタイムループもの。なんだか懐かしい感じの映画。脚本はよく練られてる!

厳格なルールありきの空間で繰り広げられるサスペンスで『インセプション』なんかも想起させるけどあの映画ほど「設定」に溺れてる印象は無い。

先日『呪怨 呪いの家』の感想でも触れたけど、映画監督・脚本家の三宅隆太先生曰く『心霊映画』とは「時間」を扱うものであり、「心の時間が止まってしまった人同士、あるいは止まった人と止まっていない人がぶつかり合い、再び時間が動き出すか・もしくは止まったままで終わるか」を描くものである、と。
その定義ですとこれめっちゃストレートに『心霊映画』。

さっき懐かしいって言ったけど、あの世のグループセラピーの監視者たち(神?)がブラウン管の中に居るのも良いすよね。昔よくみた感じのやつ(どの映画でみたかは具体的には思い出せない)。
主人公のルックといい妙な哀愁も全編に漂ってたりして、独特のセンスは感じました。

※タイトルの意味はようわからん、異常な愛情はあったと思うけども。
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