設定が面白そうだったのとマット・デイモンが出ていたので鑑賞。
ログライン的に現実世界で平凡な暮らしをしている夫婦が小さくなることで大きな幸せを掴もうとした矢先、妻に逃げられる夫は小さい世界でどう生きるのか⁈というログラインになるのであろう。
確かに、面白そうやしここまでは良かったけど…作品全体を通して伝えたかったことが、あまりにも遠回りというか小さいこと過ぎで、少し難解になってしまった気が…
先ずは、世界を小さくすることでより差別が生まれてしまうということ。資本主義の本質と言いますか…金持ちになる人がいいとこ取りをして弱者を弱めてしまうと言ったこと。
それはバーのシーンですね。
そして、タイ人と出会ったことで本当に彼が生きる道を気付いたということ。
でもこれって小さくならないと出来ないことなのか⁈とも思ってしまった…
結局人類が滅びる云々の話になった時に主人公はどんな選択をするか！みたいなオチになってるねんけどそれをこの設定にする意味がイマイチ分からず…
設定としては面白かったからなかなか残念だった…
後、割と人道に反するエグいことしてるのに淡々とかわいい音楽が流れて、不思議な世界でエグいことしてる演出はなかなか引き込まれた。どこかしらミッドサマーを感じるシーンが多々あって良かった笑
マッドデイモンは相変わらず良いね。
チェケラー
