マッコイは自分の子供を身籠って別れた恋人ソフィアとヨリを戻す為彼女の実家を訪ねるが冷たくあしらわれる。何とか機嫌を取ろうと料理に使う子豚を買うがそれは吸血鬼アスワンが変身したもので…というストーリー。
フィリピンに伝わる伝説の吸血鬼「アスワン」を題材にしたアクションホラー映画です。フィリピン版「フロム・ダスク・ティル・ドーン」といった感じの作品ですね。
前半はチンピラ主人公が彼女を連れ戻そうとして彼女の家族とあーだこーだやり取りするさまが描かれますが、彼女の母親と父親のキャラが良かったですね。母親はガンガン主人公罵ってしばきますし、父親の方は反対に主人公を何かと気にかけますが、アスワン達が襲ってきてからのキレっぷりが最高でした。特に目の前で家族の肉喰われた仕返しに倒したアスワンの肉目の前で食うシーンは驚くと同時に笑っちゃいました。よく食えるなぁ。
アスワン達は前半は牙が生えるくらいで人の姿ですが、四つん這いで獣のように疾走してきます。後半は獣人タイプになって襲ってきます。CGで表現されてますが、出来はPS2レベルですね。ラスボスが最後に変身した姿はデス〇ートのリ〇ークソックリでした（笑）ただ、結構弱いです。後半で増援が来たときは結構テンション上がりましたが、やっぱり弱かった（笑）
弱点はお馴染みのニンニクに塩、そして最強の武器がアカエイの尾という所にお国柄が出てて面白いですね。最後の総力戦は吹き矢みたいにニンニクのお菓子を飛ばして当てたりアカエイの尾でビシバシと切り飛ばして行ってなかなか盛り上がりました。
ちょっと中弛するところもありますが、フィリピン製のアクションホラーという事で新鮮な部分もあり楽しめました。
