けんぼー

デスノート Light up the NEW worldのけんぼーのレビュー・感想・評価

2.3
最初に言っておきます。今回は酷評します。
大場つぐみさんは今回の映画のストーリーを本当にOKしたのか?と疑いたくなるくらい、ひどいストーリーでした。
逆に、原作の凄さ、面白さを改めて実感しました。
もうツッコミどころが多すぎて、途中から首を傾げまくりでした。。。
今回は単純に「6冊ノート」のルールを使いたかっただけの、映像、CGだけが豪華な映画です。
デスノートの醍醐味である頭脳戦のカケラもありません。
普通に考えて、2時間の尺で6冊のノートが絡む話は無理があります。それこそ連続ドラマでやるくらいの尺がなければ、6冊ルールを活かすことは無理でしょう。それを企画段階でもわかっていたはずなのに、とりあえず今旬の若手俳優出して無理やり作った感丸出しです。
真新しいトリックもほぼなく、原作、前作映画の使い回しばかり。
東出さんは何も考えてない高校生役か寄生獣役しかハマらないと思います。
竜崎はLと正反対キャラを意識しすぎて事あるごとに叫びすぎてうるさいです。
世界中のサーバーにハッキングできる凄腕ハッカーの紫苑さん、そんな凄腕なのに何で日本の警視庁のキラ対策本部にはハッキングできないんですか?
キラ対策本部の皆さん、あれだけ徹底して顔を隠しながらキラを追っていたのに肝心なところで何で顔出しちゃうの?
などなど、言いたいことが山のようにありますが、ストーリー面で唯一、本当に唯一、まあまあ良かったかなー、、、、っと思うのは、ミサミサの、月への愛情の深さです。それだけです。
名作の名前を借りて、勢いで作っちゃいかんよ。。。
邦画の黒歴史になりかねない映画だと思います。
デスノート、バクマン、プラチナエンド、という大場つぐみさん、小畑健さんの漫画が好きな僕には許せない映画でした。