「登場人物が馬鹿ばっかり」ってのは、原作からしていきなり関東地方に住んでるって特定される月が主人公なんだから別に大きな問題じゃない。
前作の映画は正直過大評価なきらいがあるし、脚本の大半は原作ベースなんだからそりゃ見れる出来になるよねって感じ。だから映画同士で比較はしないでいいと思う。
「頭脳戦を期待してたのに!」っていうのも、そんな個人の意見を押し付けられてもって感じ。
っていう感じで風評への擁護はしたくなるけども。
それでもあんまりな脚本。馬鹿なのは許すとして登場人物の心情と行動原理が全く描かれてない、意味不明。
かと思いきや唯一明確に描かれている某人物の信念を完全に無視する唖然の展開。
それらの不可解さをカバーできない見え見えのネタバラシ。コントみてえな演技。そりゃこういう評価になるわ。
とは言うものの楽しくなかったかと言われるとそうでもない。
なんだかんだニヤニヤできる原作ネタは豊富だったし、何より「ノート放棄による記憶の消失」という設定をメインで取り上げてたのはほんとに良かったと思う。新ルールも御都合主義だけど面白い。なのでなおさら残念。設定を活かしきれなかった。
あとは戸田恵梨香、断然今の方が可愛いっす。劇中でもいい役回り。13巻の解説に忠実な行動にも満足でした。