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ブルーに生まれついてのTDのレビュー・感想・評価

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)
5.0
演技、演出、脚本、編集、音楽それら全てが正確でいて嫌味が無く、高い次元で作品として昇華させている。
監督であるロバート・バドローの高い技量とセンスを堪能できたが、国内で彼の他の作品を見ることは難しそうであり、また情報があまりに少ない。
そんな知名度の低さに関わらずこれだけ素晴らしい作品を作り上げた才能の次回作が今から楽しみだ。

チェト・ベイカーの歌う『My Funny Valentine』はjazzナンバーの中でもトップレベルに好きだが、作中でイーサン・ホークとそのバンドが演奏する同曲も鬼気迫るものがあり圧巻。

何の知識が無いよりも、多少なりともjazzの知識を入れてから観れば作品の素晴らしさを余すところ無く堪能できる。
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