タイトル通り、フリーランスとして働くグラフィックデザイナーの物語。
とにかく仕事中心の生活をしていた主人公が、発疹により病院に通うことになり、そこからの出会いや心境の変化が、時に滑稽に描かれている。
単純な恋愛ストーリーとなっていないところが好印象。
仕事の考え方、死の捉え方など、がむしゃらに仕事をしていた20代を終えた者は共感する部分も多い。
そして医者役の女性がただただ美人。
主人公役の男性も表情で感情の微妙な動きを表現していて、没入感を高めてくれる。
帰り道、自分の周りの人間関係を振り返りながら、主人公の境遇に重ね合わせた。