30年前に死亡した母親。その件については親族の間では語られず、今だにその謎が頭から離れない兄妹が母親の死の謎を追い求める姿を描いたミステリードラマ。
ミステリーと言ってもそこまでサスペンス色は強くなく、家族が抱え続けた秘密が解き明かされるという感じ。ある程度予想通りでしたが、特別衝撃的という訳でもありません。
全体的にそこまで起伏がある流れでもないので、見る人によってはただただ退屈な映画。それでも主な舞台になったミモザ島。フランス大西洋にあり、潮の満ち引きで島へ通じる道が現れるところで、その風景の美しさは絶品もの。普段見られないその光景を堪能するだけでも一見の価値はあると思います。
あとこれはパッケージ詐欺ですが、パッと見てメラニー・ロランが主人公のようですが、実際はロラン・ラフィットが主人公。見ててあれ?と違和感を感じさせるのはちょっとマイナスですね。
劇中で流れる音楽も雰囲気を良い形で高めていて、良いところもまぁまぁあるんですけど、個人的には言い方悪いけど凡作止まり。