年に一度、12時間だけ犯罪行為が許されるパージ法が復活したアメリカ。パージが終わった後でも白人至上主義を掲げる集団が殺戮を繰り返し、「フォーエバー・パージ」と唱え、国内は大混乱に陥る。隣国が避難民の為に国境を6時間のみ開放すると宣言し、メキシコ国境を目指す人々の姿を描いた物語。
「パージ」シリーズ5作目にして現時点での最新作。3作目のラストでパージは終了したものと思われたが、本作では既にパージが復活したものという設定。何でそうなったのか、ここんとこもうちょっと丁寧に説明欲しかったですね。3作目の主人公たちの苦労が全部水の泡なんだし。
パージを終えて一安心かと思いきや、時間が過ぎても殺人は止まらない。その流れは全国的に広がっていて、警察でも歯止めが利かず、アメリカは崩壊状態に。そんな混乱の中、メキシコ人夫婦を中心に国外へと脱出を図る人々の戦いがメイン。
本来のパージらしさとは違い、ひたすらメキシコを目指す人々の脱出劇。アクションはそれなりにあるし、退屈はしませんでした。
ただ主人公グループがあまりにも強すぎる。敵も相当な数で襲いかかってきてるのに、全て乗り切っている。どっちが戦闘慣れしてるんだよと。
アメリカが抱える移民問題や人種問題にも少しですが触れていて、単なるドンパチ殺し合いのみに終始していない印象はありました。
3作目で終わったと思ったシリーズでしたが、4作目が前日譚。これも無理矢理作った感はありましたが、もうこれで終わりでいいんじゃないかな?また忘れた頃にシレッと続編作りそうな気はしていますが笑