あきしげ

シャークネード エクストリーム・ミッションのあきしげのレビュー・感想・評価

3.0
シャークネード、宇宙へ。

良かった点。

・フィンの常にパワーアップする
・周囲の関係者も超人化する
・クライマックスに起こる怒濤の超展開
・フィン一族の遺伝子は世界の宝だ

悪かった点。

・エイプリルとノヴァの確執が中途半端
・一作目で無能だった娘の超人化
・フィンの活躍が少ない

シリーズを重ねると大抵はつまらなくなる。
しかし、本シリーズはまったくの逆です。
面白さとぶっ飛び度、更にスケールもアップする。
ついにシャークネードが宇宙に進出します。
まあ、ジェイソン・ボーヒーズも宇宙に行ったし。
サメが宇宙に行っても不思議じゃない。
そう思わせるだけの説得力がありました。

本作のフィンは相変わらずの超人です。
冒頭だけでその力を見せつけてくれます。
しかも、それはホンの前菜にすぎないのです。

とにかく、フィンは超人です。
みんなコツコツと積み重ねるモノを一瞬でこなす。
それも熟練者以上の精度でこなします。

更に彼の周りにいる関係者も超人化する。
妻のエイプリルは義手に小型のチェーンソーを仕込む。
バーの従業員だったノヴァはシャークネード・ハンターに。
ただ、娘のクラウディアが超人化するのはムリがある。
だって一作目はただ泣くだけで何もしなかった。
演者が代わって力強くなったのは分かるが。

あとは女の戦い。
一方的にノヴァが嫉妬しているだけ。
そのやり取りが中途半端すぎて消化不良。
やるなら、もう少し激しく。

それとフィンの活躍が少なかった。
というよりは超人化する人物が多すぎる。
そのせいでフィンの見せ場が少なくなった。
さすがに他者を超人化する能力は控えた方がいい。
フィンが活躍しないと盛り上がらない。
それでも最後はいつものフィンらしい活躍でしたが。

本作からは製作側の意気込みが伝わる。
まだまだサメ映画の可能性に底がありません。
あきしげ

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