Risa

スターリン主義の死のRisaのレビュー・感想・評価

スターリン主義の死(1991年製作の映画)
3.6
映像:⭐️⭐️
音楽:⭐️⭐️
ストーリー:⭐️⭐️
泣ける:
笑える:
怖い:⭐️
ためになる:⭐️⭐️⭐️

そもそもソ連、東欧諸国の歴史を理解していないと全く分からない。外国人の顔写真出されてもみんな同じに見える。

ということで、
↓↓↓

【歴史】

*クレメントゴットワルト(1948-)
ソ連型社会主義建設(ソ連は1941-スターリン)

*ノヴォトニー(1953-)
ソ連型社会主義建設(ソ連は1953-マレンコフ、1955-ブルガーニン)
1956.フルシチョフ(1958-)がスターリン批判するものの影響少ない

*ドゥプチェク(1968-)
共産党体制を改革しようとするが、1968.プラハの春により挫折(ソ連はブレジネフ)

*フサーク(1969-)
正常化体制
1989.ビロード革命により共産党体制崩壊(ソ連はゴルバチョフ)→ハヴェルが大統領に。



これを頭に入れてもう一回見ると、
↓↓↓

【フィルムの流れ】

*スターリンの頭を切り裂く

*ゴットワルト誕生(スターリンの流れをくむ子供)
作り出される兵士たちが絞首刑にかけられていく(粛清)

*フルシチョフが丸められる(希望消滅)
ブレジネフ登場しヒゲが生える(スターリンとの類似)

*フサーク登場
壁に銃弾(プラハの春弾圧)

*ゴルバチョフ(ペレストロイカ)

*再びスターリン
3色に染められる(ビロード革命)



少し理解できた気がする…!

社会主義を批判したり民主主義を礼賛してるわけではないのかなと。ただ生まれは消えていく主義体制指導者を淡々と描いているのかなと。

むずかしい〜〜。
Risa

Risa