米ソの冷戦時代、共産主義者としてブラックリストに乗ったハリウッド•テンのひとり、脚本家の「ダルトン•トランボ」の実話。
反政府者扱いで思想の違いからハリウッドから総スカン、職を失い、公聴会での侮辱罪からの刑務所入り、家族も崩壊しかけて、出所してからは共産主義者を雇って偽名を使って書かせる映画製作会社へ。
B級映画でもなんでもがむしゃらに脚本を書き続けた時代と戦うオトコの物語でした。
「ローマの休日」もまさにその時代に偽名を使って書いたもの。あんな素敵なストーリー、こんなオッサンがお風呂場でタバコとアルコール漬けになりながら書いたのか?と思うと面白い。
政治、ショービジネス、家族の絆、友情。
色々な要素が交錯し、観ているこちらは色んな感情が湧き出て忙しく飽きない。
オープニングのJAZZに時代を感じ、エンドロールの家族への感謝を語る本人のインタビュー映像に涙しました。
もう一度観たい。