Magnolia

ジョジョ・ラビットのMagnoliaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.3
ナチスドイツ戦時下の10歳の少年ジョジョ。
他の多くのドイツの子供たちがそうだったようにヒットラーは英雄、憧れのヒーローだった。
同じく母も強くて優しくて明るい、聡明な母であり父親でもあった。

しかし、ヒットラーと母は両極の存在だった。

ジョジョを見守る大人たちが良くも悪くも皆、強い信念を貫いている。

ジョジョは何が正しいのか戦況が悪化する中で理解していくが10歳らしい愛情、わがまま、悲しみ、怒り、恋心を感じとるたびに切なくなる。

ジョジョの空想上のヒットラーはポップだし、音楽はビートルズやデビットボウイだし、映像もノーマンロックウェルみたいで全体的にお洒落なのにずいぶんと号泣してしまった。
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