「捨てるくらいなら産むな」
「生まれる前に殺されるより生まれてから捨てられる方がまし」
「施設で育つくらいなら子供を欲する家庭に貰われた方が幸せ」
正解が見えない。
お風呂にいれたり、ミルクをあげたり、熱を出せば右往左往し、全力で小さな命を皆んなで守っている姿を見ていると
彼らがしていることが犯罪なのか善意なのか感情が揺さぶられる。
赤ちゃんを通して変わっていく彼らが「生まれてきてくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」と自分にも家族にもそう思えた矢先。
血の繋がりのない命を、必死で守ろうとする為にソン•ガンホ演じるサンヒョンの最後の刹那に何とも言えない哀しみを味わった。