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帰ってきたヒトラーのととのレビュー・感想・評価

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)
3.9
いやー、面白かった。
作者自身、ヒトラーを単純に悪魔化するだけではその危険性を十分に指摘できないとし、リアルなヒトラー像を表現するためにあえてその優れた面も描き出したと述べている。(wiki)

ヒトラー目線。
自分の国を想い、志と信念を抱く姿が魅力的に思える。
市民の声に耳を傾け向き合う場面が印象的。
物事をみんなと違った角度から見る。時に本質的に、時に偏って。

急増する難民や外国人労働力、賃金格差や生活格差、ネオナチといったドイツ国民の不満、閉塞感は1930年代にナチ党が躍進する背景となった社会情勢に通じるものがある。

the waveを観たときと同じ感情が溢れ出した。
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