このレビューはネタバレを含みます
冒頭は心中前のヤリまくり。
死に損なったヒロインは
公衆便所の男性器の落書きで自慰したり、
痴漢ウェルカムだったり、
旦那とハメたり、
心中相手と再会してハメたり、
落書きのモデルを探し出してハメたり、
痴漢を探し出してハメたり、
殺人者とハメたり。
ヒロインは何故だかいつも発情中。
何故そうなったのかの
きっかけ等なにも語られない。
規定数のエロさえあれば
なにしてもいい的な作品への
アンチテーゼなのかと思うほどに
濡れ場が多かった。
とにかくヤりたいヒロインは
クールに振る舞っているが、
性欲に翻弄される切迫感と
ヤっているときの開放感には熱を感じられた。
痴漢のアタッシュケースが落ちて開いて
中の何本ものバイブが
うねうねしているところが
おそらく本作唯一の笑いどころ。
桂千穂作品のついでに観た本作、
意外な当たりだった。