このレビューはネタバレを含みます
Everything is suitable to be photographed.
It teaches the way to look.
写真に適さぬものはない。
写真は物の見方を教えてくれる。
謙虚、お茶目、少しひねくれ者な
おじいちゃん。
人にWhy?と訊かれるのが大嫌い。
だから日陰で生きていたい。
ユダヤ系の厳格な宗教学者の父
親戚はホロコーストの犠牲者
芸術や感性とは無縁な家庭で育ったので
自由になりたかった。
人に何か言われても地に足ついた
堂々とした態度。
それが頑固オヤジに見えるのだけど
世の中に流されることなく
小さな幸福と美を追求する人生観が
写真になってあらわれているのかも。