写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のことの作品情報・感想・評価・動画配信

写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと2012年製作の映画)

In No Great Hurry : 13 Lessons in Life with Saul Leiter

上映日:2015年12月05日

製作国:

上映時間:75分

3.8

「写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」に投稿された感想・評価

黒猫

黒猫の感想・評価

4.0
『写真家であるソール・ライターの80歳の時(2010年から2011年)にインタビュー形式で行われた撮影された作品です。ソール・ライターの写真を見ながら、ゆっくりと、肩の力が抜けた、でも自分の感情を素直に正直に話すのを聞く映画です。』


bennoさんのレビューを拝読して、気になったので、今回観ることにしました✨٩(ˊᗜˋ )و


ソール・ライターさん、僕はこの映画で知りました。
1944年22-23歳にアーティストを志しニューヨークに活動拠点を移し、絵画に打ち込みますが、仲間の勧めにより写真でも作品を発表するようになりす。
"ELLE","Show","英国版ヴォーグ"などの雑誌の仕事をしますが、ビジネスでの活動と合わず、一線からは引きます。
この作品のイギリスでの上映の直後、2013年11月26日にこの世を去りました。


ソールは、とても自分のイメージを大切にしているように感じました。インタビュアー(監督のトーマス・リッチさんかな?)の質問に対して、ほんの少しの表現にも、それはどういうことか、と聞き返し、丁寧に、浮かんだイメージを相手に伝えようとしているように感じました。


言葉と写真も、イメージ通りにしたい、という気持ちが強いのかな…
ボソボソと時に真剣に、時に笑顔で、質問に対して答えるソールがとても魅力的に感じてきます。


中盤以降だったでしょうか。奥さんとのお話が出てきました。奥さんに先立たれ、残されたソールが、その思い出を語るシーン。奥様の残した物を、一人では見ないから、と撮影スタッフと一緒に、ボソボソとソールがその物を紹介するシーンに、自然と涙がこぼれました。


このゆったりした空間の中で、ゆったりと猫がくつろいでいます。居心地の良い空間なんだろうな…って思いました。


ソールは、この映画を作ることに対しても、イメージと合わなければ、認めない、というスタンスを崩そうとしません。自分は、世に残るのではなく、忘れられたい。撮影に前向きでは無い、という事を、インタビュアーに伝えます。そのメッセージをしっかりと残し、ソールの気持ちを汲んだ監督トーマス・リーチの空気の読むスキルは、とても素敵だと感じました。


雨で濡れたガラスに映った写真が印象的…
個展があったら、ぜひ作品を見にいきたいと思いました。
魅力的なアーティストをまた一人知りました。
bennoさん、ご紹介いただき、ありがとうございます♬
benno

bennoの感想・評価

4.2
1940年代から『ヴォーグ』などの有名ファッション誌のフォトグラファーとして活躍したソール・ライター。

しかし、芸術性よりも商業性が強くなった業界に馴染めず表舞台から姿を消します。

2006年に数多くの写真家を手掛けるシュタイデル社から発売された初の写真集が大反響、再び脚光を浴びることに…

物が溢れかえった彼の仕事部屋…
自ら「墓場」のような部屋だと自嘲します。
とてもフツーのお爺さん…屈託なくケラケラ笑う姿は、名声を手に入れても変わらない達観ぶり、無欲さ、自分らしさを見せ、眩しく映ります。

彼の写真はとてもシンプルな背景に、差し色のような鮮やかな色彩が入ります。また、被写体の手前にオブジェクトを置いたり、フィルターがかかったりするのも特徴…覗き見感覚を味わえます。それらは、彼が画家を目指していたこともあり、とても絵画的…画角も素晴らしい。

何より好きなのは彼の写し出す雨や雪。
彼は「雨粒は何かある。雨粒に包まれる窓の方がよっぽど有名人の写真よりも面白い」と言います。

街歩きが大好きで、まるで初めてカメラを持ったお爺さんが無造作に写真を撮っているかのよう…
だからこそ、被写体になる人たちは無防備に素敵な表情を見せるのでしょう。被写体を通してソールの人柄も写し出されるよう…ソールマジックです。

彼の紡ぎ出す言葉は心に沁み入ります。
m

mの感想・評価

-
底抜けに明るいタイプじゃないけど、芯があってどこかチャーミングなひとなんだな〜
彼が切り取るNYの瞬間がとても好き!
1976

1976の感想・評価

3.5
色の使い方

何も起こっていないようで、片隅で何か起こっているような写真

自分の街を撮り続けること

勉強になりました。
nagiyama

nagiyamaの感想・評価

3.0
ソールライターの写真集
次こそ買おうと思った

チェックシャツにチェックのマフラーしてる可愛い爺ちゃんやったんかー
ちくわ

ちくわの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

初めて名前も知って、作品も知った。
これを見た限りだと、よくいる偏屈よりなじいさんに私は見えた。
ただ、作品は絵のような写真でとても素敵。
もっと作品を見たかった。

ネコがかわいい🐈‍⬛
ソール・ライターの技術論ではなく、ペシミスティックな人生観と物への執着とノスタルジーが綴られる美しいドキュメンタリーだった。ミニマリストなんてやめてしまえ。
alf

alfの感想・評価

3.7
【死ぬ時に何かを持っていけるわけじゃない】

ことごとく固有名詞が分からなかったけど、
偏屈な人じゃなさそうなのがよかった。
部屋でハットやマフラーしてるのに、外でしてないのおもろいし。
“なぜ”嫌い。

【世の中すべて写真に適さぬものはない】

写真作品はじっくり見たいのよ。
スライドが急ぎすぎー
小田

小田の感想・評価

4.2
手のひらに降ってきた花びらを撫でるように、わたしはわたしの今日を、明日を、想ってたい。2017年?くらいのbunkamuraでやってた展示の時にも少し見たけど、改めて。
こぶた

こぶたの感想・評価

5.0
何年か前にBunkamuraでのソール・ライターの写真展に行った。
その色と題材に魅せられ、彼の残した言葉に惹きつけられた。

映画で観るソール・ライターは私が勝手にイメージしてた外見とはかなり違ってて、名前のスペルすら考えてたのと違ってた😅

この映画制作には乗り気でないことを告げたりとマイペースで好みがはっきりしてる。
注目されることを嫌う。
ゆっくりと言葉を選びながら話す。彼の有名な言葉をこのドキュメンタリーの中で聞けた。
彼の日常、信念、そして動く姿を知れて嬉しかった。

2010年から2011年に撮影されて、2013年に公開されたそうだが、残念ながらソール・ライターは公開を待たずに死去。本人は編集途中の段階のものを見たそうだ。観てどう言ったんだろう。
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