ヘソの曲り角

青春がいっぱいのヘソの曲り角のレビュー・感想・評価

青春がいっぱい(1966年製作の映画)
3.5
脚本は超好きだし演出も全然いいんだけどただ弛緩しきってることだけが自分のツボに入らず楽しみきれなかった。

学園(女子校)ものなんだけど不良生徒と先生がお互いずっと同じ調子でイタズラと説教の応酬を繰り広げるだけなのに気づけばちょっと許容範囲が広がってるという描き方が素晴らしい。各々生徒、先生をロールプレイしつつその役割からはみ出るところがその人の良さ。なんか児童向け小説のような雰囲気がよかった。120分弱で3年間を猛スピードで駆け抜けていって観客を置き去りにしていく。ただ猛スピードなんだけどゆるゆる。生徒ふたりの出会い方、やんちゃぶりは「新学期 操行ゼロ」を思い出す。brilliant ideaが思いついちゃう全ての子どもたちに幸あれ!