ばかうけと思いきや円環だった
※若干ネタバレ入ってるので気になる人は見た後読んでね！
見終わった後、自分の人生について考えずにはいられなくなった一本だった
タイムトラベルものの多くは、ある事象をなんとかして消したい、変えてしまいたいというプロットに沿って物語が進んでいくが、本作はそうしたタイムトラベルものの展開をある意味で逆手に取ったエンディングになっているのが斬新
それに加え異星人コンタクト物としても個人的にはオールタイムベストな描き方がなされていたので興奮MAX
ここまで異星人や宇宙船（ばかうけ）や相手の使う言語が人間と比べて別次元に見える作品は今まで生きてきて見たことがなかった・・・
また、お話だけでもこんなにすごいのに構成もレベルが高すぎる
映画になくてはならない回想シーンを叙述トリックの種として使い、その上で回想シーンがあることそのものに対して意味まで与えている・・・
いや～ほんとすごいな
作品全体が円環構造になってるのも上手さを感じる
早く二回目が見たいｗ
た だ し
自分としてはラストの主人公の決断に至るまでの過程の描き方が少し弱く感じられたため、感情的な高ぶりが控えめ（要するに泣けなかったんですすいません）になってしまったのが若干のマイナスかも
でも傑作なのでこの点数で
とりあえず少しでもSFが好きなら絶対に見ることをおすすめする
完成度が高すぎて震えます
