タカナリ

アントマン&ワスプのタカナリのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
4.0
MCU第20弾。シリーズ第2弾。
量子世界に消えたホープの母・ジャネットを助け出すために、量子世界への入り口が再び開かれます。

時系列でいうと、今回の話は「シビル・ウォー」の後です。
キャプテンとアイアンマンの戦いの後、アントマン/スコット・ラングと、ホークアイ/クリント・バートンは共に自宅軟禁。
物語は、自宅軟禁解除直前から始まります。
そしてマイケル・ペーニャは、今回もおしゃべりが止まりません。

前作で割と描くとこは描いていた感じはしましたが、母親の件がまだでしたね。
前作はスコットの家族、今回はホープの家族についてでした。
そして今回の敵であるゴーストは、ピム博士が生んだと言ってもいい存在です。
自分の傲慢さのせいで生まれてしまったと言ってもいい。
戦う目的は、復讐ではなく、自分の体を治すための技術を奪うこと。
ゴーストの話を聞く限り、ずっと痛いらしいし、死が迫っているなら復讐どころではないですよね。
博士のせいでもある訳ですから、この一件を機に、博士には自分の性格ややり方というのを反省してもらいたい。

忘れてはいけないのがバトル。
今回も前回同様かなり楽しかったです。
アントマンだけでなく、ホープがワスプとして登場し、アントマンと共に戦います。
このワスプのアクションが面白い。体の伸縮のタイミングと戦い方が非常に美しい。スコットより扱いは上手いし強いと思います。

あと今回はアントマンとワスプだけでなく、車や家も小さくなります。
車はミニカーサイズになり、家はミニチュアみたいです。
車は小さくなってもちゃんと走るので、普通のとは一味違うカーチェイスが楽しめます。全てが大きいですからね。これは楽しい。まるでおもちゃの世界。

そして最後には、「インフィニティ・ウォー」の時に何があったかが描かれます。楽しい気分だったのにこれです。畜生サノスめ。
だけどこれのおかげで、消えた生命に希望が見えます。