科学にある程度強い人はもっと面白く観られるか、もしくは嘘っぽ過ぎて面白くないかかもしれない、そういう微妙なラインをいく映画。私はあまりによく分からな過ぎてとても信じられれず、少なくとも主人公が私と同じくらいよく分かってなかったみたいなのが救いだった。主人公スコットとその友人のキャラクターで持っているシリーズだと感じた。
メインヒーローが子持ちのおっさんで、話の核はそのガールフレンドの親、つまりじーさんばーさんの再会ロマンスなので、若者の観客がこれを観て面白いと思うのか、またこういう映画を若者向けに作ってしまうアメリカが凄いと思った。というより、大人が大人用に作った映画なのかもしれない。それはそれで浪漫だ。
今回も話はサンフランシスコ内だけで小さな世界で完結している。でも科学そのものはとてもスケールの大きい（小さい？）、宇宙とか存在そのものを操るような話だ。アベンジャーズは登場人物が世界中を行ったり来たり、さらにそのキャラクターの幅の広さで圧倒される。対照的にアントマンシリーズの話のこじんまりさと扱われている科学の凄さのギャップが面白いなぁと思った。
