芽

リメンバー・ミーの芽のネタバレレビュー・内容・結末

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

過去2.3回ほど視聴しているが、最近TikTokでこの映画のウンポコロコに合わせてメイクする動画が物凄く回ってくる為また見たくなり再視聴。案の定今回も号泣。この映画で泣かない人いる?絶対いない。

家族に音楽を禁じられているのに、音楽に興味を持つのは何故だろうか?と考えその疑問を謎解いてみたら実は自分のひいひいおじいちゃんがあの音楽家デラクルスだった!?そりゃ音楽に興味を持つわけだ!ってミゲルが好奇心旺盛な所も非常に子供っぽくて可愛いなと思えるし、(実際の家族はヘクターであった)「家族か音楽どちらかを選べ」と言われて最初はどちらも選びたい、どっちかを取るなんて無理!と頑なだったミゲルが、様々な経験を経て、最終的に家族の愛がどれほど大切かに気付き、大好きな音楽を捨てる決心をした所も好き。家族を失うくらいなら音楽を捨てる、そう思える程に沢山の愛を体全体で浴びる事が出来たミゲルはとても幸せ者であると思う。
また家族でなければならない人が、また家族の仲間入りを果たしたのが本当に良かった。

この映画のひとつのテーマとして「家族愛」があると思うが、ここまでどストレートに愛を伝えられてしまうと心がかなり揺れ動くんだなと思った。人と人は死んだ後にも繋がっていて、その繋がりは決して脆くない。家族という存在がどれほど自分にとって大切なものかという事を常にこの映画は教えてくれた。こんなにも美しい家族愛を見せられてしまったら、それはもう涙が止まらない。
自分が大好きだったもの、人、歌は忘れることの無い大切な思い出。今家族と笑い合いながら幸せに暮らせているこの状況が如何に幸せな事かをこの映画を見て再確認する。

死んでしまったら、もう直接気持ちを自分の言葉を口にして伝えることが出来ない。
日頃家族に感謝しながら生活しようと思える本当に素敵な映画だった。

2024.39
芽