ふじこ

戦場からのラブレターのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

戦場からのラブレター(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

文学を愛する女性ヴェラは、弟やその友達と仲が良くイギリスの田舎町で暮らしていた。家はそこそこ裕福で、しかし進学を断ったのにピアノを与える父を弟が説得してくれて晴れて大学受験をする事を許される。
そして弟の友人として出逢ったローランドと恋に落ち、大学にも合格。
楽しみにしていた矢先に戦争が始まってしまう。
ローランドはいち早く志願して戦場へ行ってしまい、弟もまだ18歳ながら反対する父を説得して欲しいと頼んでくる。


最初は戦場へ行った恋人との手紙のやり取りする映画かな…って思ったんだけど、軍の知り合いに頼んで待機を飛び越して戦場へ出て行き、望んで前線の方へ行ってしまうローランドの事が良く分からなかった。愛国心なんだろうか…。
一度休暇で戻ってきた時は心身共に疲れ果てていそうで、それでも次に戻ったら結婚しようと婚約をするのだけれど休暇に帰って来るはずが結婚式?の日に相手の両親から戦死を告げられる。

思ってた話と違ったな…と思いながら、今度は弟との手紙のやり取りが続き、ローランドの出兵に併せて大学を休学して看護師として働くヴェラの元に今度はローランドと出会う前にちょっと良い感じだった幼馴染が負傷兵として失明して運ばれる。更に彼もすぐに亡くなってしまい、少しでも弟の側にと戦線後方のフランスへ、そこでは敵兵であるドイツ兵の看護を…。

戦場からのラブレターってタイトルだけど、ヴェラの半生を描く作品だった。元々の"Testament of Youth"という素晴らしいタイトルがあるのになぜ…。

結局、ローランドも、幼馴染のヴィクターも、弟も、弟の隊の友達も全員死んでしまった。
ヴェラは忘れない、と誓った通りその後自身の体験を書いてベストセラー作家となり、最後の方の演説シーンで戦争や復讐の反対の立場だった男性と結婚し、生涯平和主義者として生きたらしい。

後半に行くほど目が離せない、いい映画だった。
弟が本当に良い子だったのになぁ…。せっかく看病して、また元気になって前線に復帰してそのまま。悲しすぎる。
父親が言ってた、"すぐに終わる戦争などない"ってのは本当だったね…。
出兵して笑顔で手を振って列車に乗って行った弟を見送った後、一人こっそり泣いているお父さんも悲しかった。
ふじこ

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